和歌文学テキストデータ構築計画

プロジェクト

Projects

[1] 中世歌合DBプロジェクト

 歌合は勅撰集に次いで和歌史に重要な位置を占めています。平安時代の歌合については、萩谷朴氏が研究の基礎を築きました。しかし、鎌倉時代以降の歌合はいまだ諸本や本文の研究が十全とは言えません。

 そこでこのプロジェクトでは、中世前期の歌合に書誌学・文献学的検討を加え、歌合データベースを公開します。また、デジタル時代の翻刻がいかにあるべきかを検討し、歌合版の翻刻校訂モデルをTEIガイドラインに則って構築します。

 このように、人文情報学と日本文学の研究手法を融合させることで、古典文学における次世代の基礎的研究を例示するとともに、新しい見地も含めた内容分析を通して、中世前期歌合の成立・享受の過程とその意義を解明したいと思います。

研究組織

研究代表者 加藤 弓枝KATO Yumie 名古屋大学
研究分担者 田口 暢之TAGUCHI Nobuyuki 鶴見大学
研究分担者 海野 圭介UNNO Keisuke 早稲田大学

研究成果

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謝辞

本研究はJSPS科研費 JP22K00303の助成を受けたものです。
This work was supported by JSPS KAKENHI Grant Number JP22K00303.

[2] 歌論歌学テキストデータ構築プロジェクト

 このプロジェクトでは、上代から近代までの和歌文学や人文情報学の研究者とともに、TEIガイドラインに則って歌論歌学書のテキストデータを構築・公開します。

 教育や社会に還元し接続することを念頭に置きつつ、時代を超えて協働で本文を精読し、テキストデータの構造化を検討します。そのうえで、新時代の翻刻校訂モデルを構築し、先進的な「歌論歌学データベース」を公開することで、前近代の人々の和歌への理論的考察の変遷と、その文芸に期待したものを解明したいと思います。

 和歌は永らく、政治、社会、文化と密接な関係を持ち続けたため、本研究は文学研究を超え、各時代の特質ひいては人間の本質を明らかにすることに繋がります。さらに、研究会やTEI講習会を定期開催し、関連書籍を刊行することで、人文情報学と日本文学を架橋する未来の研究者を育成します。

研究組織

研究代表者 加藤 弓枝KATO Yumie 名古屋大学
研究分担者 海野 圭介UNNO Keisuke 早稲田大学
研究分担者 青山 英正AOYAMA Hidemasa 東京大学
研究分担者 菊池 信彦KIKUCHI Nobuhiko 国文学研究資料館
研究分担者 舟見 一哉FUNAMI Kazuya 実践女子大学
研究分担者 田口 暢之TAGUCHI Nobuyuki 鶴見大学
研究分担者 甲斐 温子KAI Atsuko 静岡大学

研究成果

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謝辞

後日追記

問合せ先

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